とだくにおーオフィシャルブログー

戸田晋央と申します。内科系の専門医&ITエンジニアとして思ったままに記事を書かせていただきます!

針筋電図は、針の感触が大切!?

私は長年、大学病院で筋電図の検査を行っておりました。

後輩の指導をするのですが、針筋電図の検査がどうしても上手くいかない先生が多かったです。

 

針筋電図は、綺麗な波形が記録できず、原因も不明なんて意見も聞こえてきます。

 

音が大切!などどよく言われますが、個人的には

針から伝わる感覚も大切!

だと思います。教科書にはあまり載っていないと思います。

 

ミオパチーやpost-polioなど、筋の線維化が強い時などは、消しゴム

に針を刺しているような感覚があったりします。

 

針筋電図のfocusingは

下の鶏肉の写真のように、筋を軽く押して、針にわずかな弾力が感じられる時や、

針を微細に動かしている時に合わせやすいと思います。

 

 

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筋からの弾力を感じつつ、軽く押し当てている

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筋の中で針に抵抗がない状態、手を離している



針筋電図がどうしても上手くいかないと悩んでいる人に

参考になれば幸いです。

 

【結論】

針筋電図は針の感覚も大切!?